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概要

ねじ関連辞典

超音波加工ちょうおんばかこう(supersonicmachining)超音波振動を利用して,孔アケ,切断,ヶズリなどを行う.放電加工と同様に,硬質材料,脆弱材料の加工に優れた性能をもつ.超音波を利用して脱1脂,洗浄,鋸オトシなどの加工も施すことができる.必要な形に成形した軟鋼工具を超音波振動数にて上下に約40~60μの振幅で振動せしめ,これを相対する被加工物に押しつける.この場合⊥具と被加工物の間に水に溶かしたト粒(Sic,B4Cなど)を混ぜるとト粒は工具の振動によって衝撃的に被加工物に押しつけられ,そのために試料は破壊されこれが繰返えされて工具と等しいくぼんだ形が成形される.縮ミ代ちぢみしろ(shrinkageallowance)一般に金属は凝固,冷却に際して収縮するので鋳型,鍛造型などは収縮率に応じて大きく作る.この収縮の寸法を縮ミ代という.熱膨脹係数,形状,大きさなどによって縮ミ代は変り,経済的に算出されている熱間圧延ねつかんあつえん(hotrolling)鋼のA3変態点以上の温度において行なわれる圧延.これに対してA3変態点以下の温度における圧延を冷闇圧延(coldrolling)という。厚板,型鋼,レール,棒鋼などはいずれも熱間圧延である熱間加工ねつかんかこう(hotwOrkillg)材料の再結晶温度以上において行う加工を熱問加工というこれに対して再結品温度以下において加工する操作を低温もしくは常温加ゴ(coldworking)という.熱間加工によれば一般の材料は熱間で延性がよいので加工され易く,かつ加工と同時に再結晶を起して軟かくなるから加工が進んでもその後の加工性が失なわれない.普通の鍛造はこの熱間加工の一方法である.あまり高温に上げすぎると,結品粒の粗大化や酸化が甚だしく一部分溶融することもあるので適当温度を選ばなければならない.高温での加工は,加工による硬化も直ちに焼ナマシされ軟化するので,加工度,加工速度を高めることができる.深絞リふかしぼり(deepdrawing)ダイス型の聞に金属薄板を挿んで,ポンチ,プレスなどでコップ状または殼状に成形する作業.絞リ率の大きいプレス加工であるこの際の加工される薄板材は延性が富んでいなければならない.