ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

適正規模てきせいきぼ工場は経済的に、能率的に運営されなければならないから、財務、労務、原料、生産、販売などの各機能を通じて、販扱う仕事量をどの程度にしたら最もよいかということを十分に検討して工場の規模を決定しなければならない。かくてそれらの諸要素が最も均衡のとれた状態の規模の経営を適正規模経営という。出来高賃金できだかちんぎん賃金の基本的なかたちの一つ。労働者の出来高に応じて賃金の支払われる形態。時聞賃金に対立する。鉄鋼公販制てっこうこうはんせい鉄鋼メーカーと問屋とが一堂に会し先物の売買契約をするもので、公販価格が品種ごとに決っている。一種のカルテル行為である。33年、鉄鋼業界の不況対策のための非常対策として生まれ、34年には鉄鋼価格高騰抑制の好況対策に衣替えしたが、35年7月から鉄鋼価格の安定を達成するための恒久対策として発足した。公販制の対象品種は、鋼材中でも市場性のある厚板、薄板、中型形鋼、中型棒鋼、小型棒鋼、線材の6品種で、このうち生産指示わくのあるものは厚板、薄板、中型形鋼の3品種である。鉄鋼2次製品てっこうにじせいひん鋼材を加工してできた製品。たとえば、ネジ、くぎ、針金、有刺鉄線金網、溶接棒、亜鉛鉄板、ブリキ、ドラムかん、シャベル、スコップ、ツルハシ、ハンマ、カン詰め用カンなど。機械類や船舶、自動車などは同じく鋼材を加工したものではあるが、加工度が非常に高いから一般には狭い意味の鉄鋼2次製品には入れていない。テーラー・システム(Taylor system)米国の技師テーラーが創始した科学的な経営管理方法。かれは、自分の働いていた工場での出来高賃金制の非能率さを批判することから始め、結局、すべての作業は簡単な単純作業の積み重ねであることを突きとめた。ここから作業の標準化方式の基礎が生まれ、出来高賃金制に代わる能率給制度、あるいはこれに伴なう指導者教育、作業者教育を中心としたテーラー・システムが完成された。店頭株てんとうかぶ取引所で売買できると定められた株(上場株)のほかは取引所で売買しない。しかし上場株以外の株式でも各地の証券協会が店頭で売買する株として承認した株は、協会の管理のもとに売買され、これを店頭株といっていたが、第2市場が生まれてから、店頭株のほとんど大部分は第2市場の上場株になった。