ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

耐久財(非耐久財)たいきゅうざい財の分け方の1つとして、それが長期の使用にたえうるか否かにより、耐久財ないしは非耐久財とよぶ。この区別立ては、主として消費財に関して行なわれるものであって、住宅・家庭用ミシン、電気冷蔵庫などが前者の例、食料品・石けん・タバコのたぐいが後者の例とされる。多種少量生産たしゅしょうりょうせいさんわが国の機械工業は中小企業の数がきわめて多く、これらは技術と設備と生産性が低く、しかも一般に機械需要市場が狭いうえに変動が激しいので、多数の種類の部品や下請け加工を引き受けそれぞれ少量づつ生産するものが多い。建値たてね生産者が卸売り業者にたいして発表する販売価格。鉄鋼、非鉄金属、パルプ、セメントなど大企業の生産物に多くみられる。建値通りに1反り引きされる場合も多いが、建値とはなれた市場価格(現実の市場で需要者、供給者間に成立する価格)ができる場台も多い。団体規格だんたいきかく一国内の業者団体、学会などによって制定された規格。先進諸国では団体規格が基礎になっで国家規洛が制定されるので、団体規格の制定と利用はきわめて盛んだが、日本はまだそこまで達していない。団体規格の例をあげると、日本ではFIJ(日本ねじ工業協会)、JASS(日本健築学会)、JEM(日本電機工業会)、BIA(日本自転車工業会)、JASC(自動車技術協会)、CES(電子機械工業会及び通信機械工業会)その他があり、米国では、AAR(米鉄道連盟)、ASTM(米材料試験協会)、IFI(米ねじ工業協会)SAE(自動車技術協会)、英国ではLloyd's(ロイド船舶認定協会)、等々がある。ダンピング(dumping)商品を国内販売価格よりも低い価格で海外市場へ販売することであるが、国内市場でも特定の市場で安売りする場含もダンピングということがある。また外国より労働条件が劣悪で、低賃金、低コストの場合は、海外市場で国際価格より低い価格で売ることができる。これも本来の意味のダンピングではないが、ソーシャル・ダンピング(social dumping)とよぶ。チェック・プライス(check price)輸出商品の一部に適用している最低価格。輸出業者(あるいは生産者)の過当競争から極端な安価で輸出が行なわれるようになると、輸出先の市場が混乱し現地の同業者を圧迫するため結局輸入制限を受け、取り引き先を失うことになる。これを防ぐために最低価格を設けておくものでチェック・プライス以下の輸出契約は輸出承認をしないことになっている。