ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

在庫投資ざいことうし投資は設備投資、建設投資、在庫投資の3つに分かれる。在庫投資とは在庫の増加分をさし、生産者の原材料在庫投資、製品在庫投資、仕掛かり品在庫投資、流通業者の販売在庫投資などがある。在庫投資は、思惑や金融に敏感で変動う轍しく、特に在庫の増加(減少)分を重視するので、かりに在庫水準が減っていても、その減り方が落ちれば、有効需要の面からは増加になるという見方もでき、景気変動に及ぼす影響はきわめて大きい。最低賃金制さいていちんぎんせい国家が法律で労働者に支払う賃金の最低の限界を決める制度。わが国では34年4月に最低賃金法が成立した。この最低賃金法は業者間協定に法的に拘束力を持たせて、最低賃金とする方式をとっている。この制度の目的は苦汗労働の防止、産業平和の確保、国民経済政策の一環としての賃金政策、労働組合の発達、促進であるとされている。財政投融資ざいせいとうゆうし実物的投資を行なうに必要な資金を国家財政から出資や貸付けの形で供給すること。産業の合理化、資源の開発、住宅の充実、中小企業の育成などに必要な資金を、民間金融機関だけで十分供給することはむつかしいので、それを補充するために財政投融資が行なわれる。作業研究さぎょうけんきゅう所定の品質、機能を備えた製品を作り出す過程を、動作を行なっている人の側からみて調査研究し、作業中に含まれているすべてのむり、むだ、むらを省いて、最も疲労の少ない、しかも適切な作業方法(標準作業方法)を求めるとともに、これに要する適切な時聞を調べて標準時間を設定する研究である。さし値さしね株式用語としては、売買の注文を出すときに客がさす値段のことで、値段の指定した注文をさし値注文という。産業合理化さんぎょうこうりか(企業合理化)資本主義企業においてたえず利潤を高めるために、規格の統一、新技術や新機械の採用、労働組織の編成替えなどによって労働生産性を向上させ生産費を低下させること。わが国では昭和27年“企業合理化促進法”が制定されて、設備の近代化には固定資産税の免除、原価償却の特例、試験研究への補助金交付など、の優遇措置がとられている。産業合理化は、最近では、個々の企業の合理化(新技術の導入、開発や設備近代化、経営管理の改善、人員整理など)のほか一国の産業構造の合理化という意味でも用いられる。