ブックタイトルねじ関連辞典

ページ
163/202

このページは ねじ関連辞典 の電子ブックに掲載されている163ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

ねじ関連辞典

8.3熱処理方法油焼入あぶらやきいれ(oilquenching)油冷`によって行なう焼入操作,Cr,Ni,Mnなどを含む鋼は焼入性がよいのでこれによる.水焼入によるより焼入硬化度は小であるが,焼入ミが少ない焙リ焼あぶりやき(baking)酸化皮膜の生成,内部応力の安定・磁性の改善,あるいはガスの除去のために低得度鋼の場合,200~300°Cに加熱することをいう安定化あんていか(オーステナイトの)(stabilizationofaustenite)鋼の冷却に際して未変態のオーステ、ナイトに起る一種の時効であって,鋼を焼入硬化後直ちにサブゼロ処理するときは残留ナーステナイトのマルテンサイト化は特に有効に行なわれるが,焼入鋼をサブゼロ処理する前に常温に放置するときは,その後のサブゼロ処理によって残留ーステナイトは直ぐには変態を始めずMsは,常温放置時間の長いほど低温度側に移る。また,その場合の変態量は次第に少なくなる.このようにナーステナイトが安定化されマルテンサイトへの変態を起しがたくなる現象をstabilizationという。安定化処理あんていかしょり(stabilizingtreatment)オーステナイト不錺鋼において溶接または低温加熱によるクロム炭化物の粒界析出とこれに伴なう耐食性の劣化を防止するため適当な温度に加熱し,炭化物を安定無害な形として析出せしめる操作をいう一次焼入いちじやきいれ(primaryquenching)浸炭した鋼の芯部の組織を微細化し,また浸炭層に生じた炭化物の網状組織を破壊するために,芯部のAc3以Lの適当な温度に加熱した後急冷する操作をいう.通常,焼入温度は850~900°Cであるオーステナイト化(austenitizing)鋼を変態温度域以上の温度に,加熱(完全オーステナイト化一completeaustenitizing)してナーステナイトをいう.また変態温度域内の温度に加熱することを半ナーステナイトイヒ(partialaustenitizing)という.階段焼入かいだんやきいれ(interruptedquenching,graduatedhardening)鋼を焼入する際に歪ミの発生や焼割レを防ぎ,かつ焼入後の性質を適当に調節するために,フェライトおよびパーライト生成温度以下に急冷し,しかもマルテンサイト生成温度より高い温度にある問に冷却剤より引上げ,そのまま大気中に放冷するか,あるいは適当な媒剤中で冷却する操作をいう