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概要

ねじ関連辞典

ガスバーナ(gasburner)都市ガスまたは天然ガスなどの燃料ガスを空気と混合して,燃焼させる装置.一般に優用されるガスバーナは(1)混念ガスバーナ(2)低圧ガスパーナ(3)高圧ガスバーナに分類される.混含ガスバーナは最も簡単なものとして広く採用されており,空気とガス(あるいは混合ガス)をバーナ本休で混喬燃焼せしめる.混台比はそれぞれのパルプを手動あるいは自動的に調節することによって行なわれる.低圧ガスバーナは,1!2~1psiの圧力をもつ空気によってガスを比例的に吸引して燃焼巳しめる.従ってその混合比は空気バルブのみを動かすことで簡単に調節ができるので,燃焼雰囲気を調節するような熱処理炉に好ましい.高圧ガスバーナは,5~25psiの高圧ノfスを噴出せしめて燃焼に必要な空気を吸引するものである.発熱量ス圧を高くして混合空気量を多くする必要があるが,一般にはブタンおよびプPtパンのような発熱量の高いガスにはこの式使用されない高周波焼入装置こうしゅうはやきいれそうち(highfrequencyinductionfurnace)高周波焼入は先づ,焼入部分に対応する適当な形状の焼入コイルを作製し,これを高周波発生装置に接続し,これに高周波大電流を通ずれば,近接しておかれた焼入物体の表面に誘導電流が流れ,これによつて物休は表面層から急速に加熱される.焼入温度に達した時加熱を止め冷却液を外部より噴射して焼入を行う.長い軸の表画焼入を行なう場合は加熱コイルと冷却放出口との位置が少しずれていて,この捧を軸方向に徐々に移動させて軸の焼入を行なう方法も行なわれる.か様に高周波焼入は直接加熱で熱効率よく局部焼入,全体焼入いずれも可能で処理時間はきわめて短く,一定の条件で多数を処理することが比較的簡単に行なわれるなどの利点を有しているが反面発生装置はきわめて高価であるという欠点も持っている.装置はその高周波発生方式により,電動発電機,火花発振器,真空管発振器の3つに分類される.電動発電機は交流発電機と同様であるが,ただその周波数を高くするために特殊な構造になっており,その構造上周波数は10kc(キPサイクル=103サイクル)まで限定される.この方式は構造堅固で出力も最も大きい.火花発振器には空気聞隙式のものと水銀間隙式のものと2種類あるが,何れも変圧器,蓄電器インダクタンス,放電間隙などよりなっており,取扱いはきわめて簡単であるが,その出力調整は安定性に欠けるうらみがある.真空管発振器は放送機と類似しており3者の中では最も取扱いがむずかしいが,反面周波数の範囲は広く数拾kcより数拾mc(メガサイクル=100サイクル)まで製作し得る焼鈍炉しょうどんろ(annealingfurnace)焼ナマシは材料ならびに処理部品の物理的,機械的性質の改良,あるいはカタサを低め機械加工,または塑性加工を容易ならしめるために行なう.普通焼ナマシといった場合は完全焼鈍をいうが,完全焼鈍とは処理部品をACsまたはAc1以上の高温に適当な時間保持し炉中,灰中,石灰中その他適当な方法で々に冷却する.焼鈍炉はこの様な作業を行なうものであるバーナ(burner)微粉炭,ガスおよび液体燃料を燃焼させる装置をパーナという