ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

サンドブラスト(sandblast)砥粒あるいは砂などをコンプレッサーによって品物に吹きつける.サビ坂リ,パリ取リあるいはメッキ下地に用いられる煮沸脱脂しゃふつだっし苛性ソーダ,炭酸ソーダなどの混合溶液を用いて煮沸しながら油とりを行なうものである.蓚酸法しゅうさんほう電解浴に蓚酸の水溶液が使用される.この方法による酸化被膜は耐食性および耐摩耗性に優れている真空メッキしんくうめっき.(vacumplating)現在多く行なうれているのは真空蒸着法で,10-41mmHg程度の高真空中でメッキしようとする物質を加熱蒸発させ,品物の表面に凝結させる方法である.したがって金属のみでなく絶縁体でもメッキ可能であり,また光沢が優れている.操作は乾燥状態で行なわれる.しかしメッキの厚サは極めて薄く(1μ以下),耐熱性がないなど利用範囲に限度がある洗浄せんじょう(washwater)洗浄のことを脱脂或いは単に洗イともいう.洗浄方法の種類は(1)浸漬方法(つける方法)1熱液につける方法(アルカリ液溶剤・乳剤)2常温の液につける方法(溶剤,乳剤,アルカリ液)(2)ジsット法(吹きつける方法)(アルカリ液,乳剤,溶液ン.,(3)電解脱脂法(アルカリ液)(4)蒸気脱脂法(溶剤)(5)回転研磨法(アルカリ液)たるものも同じ(6)刷毛払い法(石灰,ミガキ砂,角粉,アルミナ)(7)超音波併用法(溶剤)(8)酸洗法(酸洗と同時に洗源も行なう)(酸液)以上のように最近では洗浄方法の種類が多く発達してきた実際析出量じっさいせきしゅっりょう通じられた電気量から求めた金属の析出量で実際に析出した金属の量を割って,100をかけた百分比を電流効率(陰極の)というが,これを実際にメッキ作業における電気量,より計算された析出量にかければ,実際の析出量が求められる弱酸浸潰じゃくさんしんせきアルカリ溶液に浸潰した後これを中和するために行なう重クロム酸処理.じゅうくろむさんしょり亜鉛の表面を重クロム酸ソーダ液で処理.U,クロム酸亜鉛の皮膜を作り耐食性を付す.その処理液の組成は,重クロム酸ソーダ200~2509/1,硫酸30~200cc/1であり,正確にはクロナック法といわれる.最近ではクロメート処理との区別も判然とせず,赤緑虹色系を重クロム酸処理,クPtム様青色系をクロメート処理と称しているようである