ケヴィン山内の英語まめ知識
東京ドームとコンドーム(1)
Happy New Year,everyone
ちょっとふざけたタイトルで読者の皆様に失礼とは存じますが、内容はとてもまじめですので最後まで読んで下さいますよう。
東京ドームのドーム(英語ではドウムと発音する)はどんな意味を持っているのでしょうか。先端が丸くなっていてアレと似ているから、物を入れるものと想像されましたか? 実は私も同様に考えこのタイトルにしたのです。さてこのドームはラテン語のDOMUS「家、邸宅」からで、イタリア語でduomo(デゥオーモ)になりました。ミラノへ旅行した人は必ずこの大聖堂を見学します。このデゥオーモはイタリア最大、世界最大かつ最高のゴシック建築物です。やがてフランスへ入ってdomeとなり英語でもdomeになりました。
ドームとは建築学上半球形をした丸屋根のことで、ここから東京ドーム、ヤフードームなどドーム構造を持つのでそう命名されているそうです。domus「家、邸宅」からその元にあるイメージの「屋根、覆う物」に、そして「支配下に置く、庇護する」と意味が拡がりました。従ってその同根語には英語でdomain「領地、勢力範囲」domestic「家庭の」dominant「権力を持った、支配的な」dominate「支配する」などがあります。
皆様お気付きのようにDomestic Violence「家庭内暴力」が最近しきりと言われていることばですね。省略されて「D.V.」と書きます。尚、ラテン語のdomusは原語のまま日本ではマンションの名前として例えば「ドムス麻布」などと呼ばれたりしていますね。因みにdomesticの反対語はinternationalです。
さて次回はdomのお話をいたしましょう。
本紙2008年1月17日付(2064号)掲載
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