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社説 波紋

環境変動対応の技術に期待

 徐々に秋らしい気候に移りはじめ、猛烈であった記録的な酷暑も今では過去の出来事と。ただ、その時期に発生した自然の猛威による影響は未だに痛々しい爪痕を残し、その後、先日にもみられた大風襲来による被害に対して早期の復興を思う日々である。

 環境変動が大きく関わっているようだが、この季節の味覚の一つにあげられる秋刀魚においては外国の乱獲等も要因に、記録的な不漁が危惧されている。既に、焼サンマを振る舞う祭などでは水揚直後の量では不足するものとして冷凍保管品代用の現象も起きており、10年前に比べて3分の1の漁獲量に落ちているとの統計も聞かれる。

 数年後、数十年後には、人工的、養殖技術の開発に成功し、ご飯処、家庭で食する日はそんなに遠くはないかもしれない。しかし、根本的な問題解決ではなく現状に目を背けているだけで、環境変動対応の技術開発が進めば、調理時に立ち上り纏わりつく煙を避けるために背ける本来の動きになることを願うばかりである。

[2019年10月7日付け本紙2486号掲載分]


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