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社説 波紋

人手不足

 人手不足ならぬ国民不足という言葉が聴かれている。各産業および企業等で抱える問題は、全てではなく一部によるものとの見方や云われ方になってはいるものの、日本国籍を有する者でなければ就けない特定業種までに深刻化の広がりがみられ、その表現として前記の言葉が用いられているようだ。

 とにかく忙しい、目が廻りそう、猫の手も借りたい―と聴くだけで、羨ましく思える他人の勝手な想像が当て嵌まることは少なく、当人にとっては足元や実際は他人が思っていることと逆の場合が多いとも。年度末の月へと入ったバタバタ感よりも、一つの仕事(業務)における複雑化・細分化から手間や時間をより費やす状況にあると。

 様々な業種で現在、これからの人材を如何に、どのように活用していくかが課題の一つに挙げられる。あらゆる場面で自動化への取り組みは加速するものともされ、限られた人材が自ら考え・行動し、新たなことを創造するなどの自働化への育成も必要であると云われている。

[2019年3月7日付け本紙2465号掲載分]


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