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社説 波紋

マスク

 徐々にではあるが春の近づきを体感できているのではないか。インフルエンザ、はしか等とまだまだ予断は許せないが、今度は花粉の飛散から憂鬱、悩みの季節到来の人も多いようだ。

 社内感染拡大防止にマスク着用を義務付けていた企業もみられ、また、人の集まる場所や多いところでは自主的な対策に常備携帯も。他人に迷惑を掛けない姿勢の表れなのだが、外す必要性が伴った場合のタイミングに戸惑ったとも。顔を見せなければならないのは当り前である。

 情報通信の発達は、我々の日常業務においてもメールをはじめ様々な手段によって用件・用事等の伝達がなされている。便利であるが故の危険性も潜在して、簡素な内容であったために相手に本来の意味や想いが伝わらず、発信者の意図としない内容に捉えられて誤解を招くことも。

 機能性やフッション性を求めた多彩なマスク姿がみられるなか、業務用等に口元の動きが解る透明マスク導入の広がりも。外部者との接触時には着用必須とし、Face to Faceが異様な風景に見えて、違った意味の企業防衛に解釈されるかもしれない。


[2019年2月27日付け本紙2464号掲載分]


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