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社説 波紋

「もったいない」の次は「節度」・・・

 季節の変わり目(移り変わり)が解り辛くなっていると云われるなかで、足元では徐々に秋を感じる味覚(食べ物)が揃い、催し物なども多くみられ、気温も日を追うごとに低くなりつつある。

 本号発行日から数日が過ぎれば11月になる。災害級の猛暑等の気象現象も忘れて、気がつけば、街を行き交う人々の服装も厚みを増して冬が訪れる前の雰囲気に包まれていくのであろう。

 2030年に世界平均気温が1・5℃上昇の予測、経済大国と表されている二国間における自国への輸入に対する貿易をめぐる動向に、国際的な懸念が寄せられている。

 共通して云えることは、現状がこのまま続けば大変な事態に陥る可能性が高いのである。自然に解決されるものでは到底なく、期待もできない。その悪影響は世界、地球中に波及するとしている。

 今後、体感温度は下がり続けるものと思われるが、違った意味で取り巻く環境はヒートアップの現象に。「もったいない」の次は「節度」が出番となっているのではないか。

[2018年10月27日付け本紙2452号掲載分]


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