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社説 波紋

大阪城でトライアスロン世界大会開催!

 太閤さんの膝元で。先月、大阪城(公園)の周辺を競技会場としたトライアスロン国際大会が開かれた。

 トライアスロンは、SWIM、BIKE、RUNの3種目から構成され、各大会によって競い合う距離は異なるが、そのなかには“鉄人レース”とも呼ばれている大会もみられる。

 この大阪城大会は、世界で初めて城を囲む「お堀り」でSWIM競技がおこなわれ、国際トライアスロン連合に公認レースに定められたことが注目された。

 コースとなった東外濠の水が透き通っているとは言えないが、開催にあたっては確かな水質調査を経て参加者の健康管理面などがクリアされての国際大会に位置付けられて、約九百人が一般・招待など幾つかのクラす別で出場。

 悪天候であったものの無事に終了し、あくまでも想像の域だが、この状況を見た領主(豊臣秀吉)なら成績に関わらず全員に光り輝くメダルを授けたかもしれない。いやいや、茶聖(千利休)ならメダルそれぞれの色に意味があると呈していたかも。

[2017年7月7日付け本紙2405号掲載分]


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