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社説 波紋

蚊・・・

 ブ~ン ブ~ン、この聞き覚えのある耳障りな音。さらには、既に何度も刺され、痒みを経験している人もいるだろう。その正体は蚊(カ)である。

 この生き物だが、ハエ(双翅)目糸角亜目カ科、学術名はCulicidaeという。一度では覚えられない名を持つ昆虫であり、35属の約2,500種が存在するようだ。

 刺されるのが嫌な我々にとっては「やぶ蚊」で一括りしても良いのではと思われる。ただ、最古の化石としては中世代ジュラ紀の一億七千年前の地層からの発見がみられ、地球上では人類からみた場合に先住者であり、大先輩になる。

 とは言っても、人などから吸血をおこない、その種類によっては様々な病原体を伝染させる負の源、病気を広範域に媒介する衛生害虫に変わりはない。

 刺されにくい、寄り付かない人の例は色々な情報が飛び交っている。ストレスから分泌される物質を嫌うとの一説がある。ただ、この手のオーラを出し過ぎて周囲の人も遠ざかることにならなければ良いのだが。

[2017年6月17日付け本紙2403号掲載分]


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