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社説 波紋

2017年の干支

 来年はどのような年に。と、他人に聞かれれば、干支の「酉(トリ)」に因んだ言葉を選び、交えて話す人も多いのではないか。

 この酉という字の由来には様々な諸説はあるのだが、その1つに「果実が極限まで熟した状態」に捉えている例がみられる。それを更に訳して、物事がギリギリ(頂点)までに極まっている―の意味としていることも。
 
 我々の身近な事に置き換えると、商売や学問、習い事や趣味などの色々なケースで良い成果・結果が得られるとなる。企業を預かる者にとっては、期待の持てる年が廻ってきたと思っても良いのかもしれない。

 トリ=取り込めるとも考えられ、運気・お客・仕事も取り込むことができ、商売繁盛につながるのでは。2017年は、願ったり、叶ったりの年である。

 火の鳥、鳳凰、八咫烏をはじめ、良い方向に導く、縁起に担ぐなど、伝説の鳥も多くみられる。これだけ条件に恵まれればと思うのだが、折角のチャンスもタイミングを逃せば何にもならない。

 視野を広く、風の吹く方向に敏感になり、僅かな事でも気に留め(木に止まる)なければ飛び去ってしまうことになるだろう。

[2016年12月27日付け本紙2386号掲載分]


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