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社説 波紋

人と人との繋がり

 2050年に五千万人。この数字は、日本の労働人口を示す。現在は七千六百万人を数えているが、2050年には3分の2に激減するものと予想がなされている。あくまでも推定の数字であるが・・・

 この背景には、一番の要因として市場縮小など既に様々な面で影響を及ぼし始めている「少子化問題」があげられる。現段階において、人手不足に喘ぐ業種及び企業にとっては、早期解決の策が迫られている。

 今年に限ってのことではないが、業界関連の企業を見た場合に創業から五〇周年の半世紀、それを超えた節目の機の社歴を刻まれたなどが聞かれる。大変に喜ばしいことである。

 複数の企業代表者に貴重な体験などを聞かせて頂いた中で「人と人との繋がり」に始まり、締め括られているように感じた。感謝の言葉・意味も含めてのことだと思われる。

 業界内では後継者不在も現実にみられるが、二代目三代目と事業継承が確実になされているケースが多い。従業員レベルでも親子二代にわたってお世話になっている。

 未来永劫に会社を存続させていくための一つの解決策、今後の取り組みになるかもしれない。


[2016年12月7日付け本紙2384号掲載分]


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