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社説 波紋

断行・捨行・離行から生まれた?断捨離(だんしゃり)・・・

 断捨離=だんしゃり。クラター・コンサルタントの「やましたひでこ」氏が提唱する片づけのことであるが、モノへの執着を捨てることを最大のコンセプトに位置付けている。

 単に身の周りを綺麗にするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリ・爽快感が得られるなどと、プラスアルファーの効果によって快適な生活が過ごせる方法のようだ。モノを捨てることの本当の意味を知った上での取り組みが唱えられている。

 これは必要なのかと疑問を抱きながらも、なかなか捨てられないのが実情だと思われる。形のあるモノだけに限らず、個人によっては無形としてもあるようで、それがストレスの原因になっているとも。

 断捨離。捨てることだけが独り歩きし、提唱する本来の意味を勘違いしている場合もあると。ただ、この言葉を聞いただけでは“断シャリ”と捉えた人も居るのではないだろうか。米好き、炭水化物抜きダイエット経験者などにとってのストレス用語?なっているかもしれない。

[2016年6月7日付け本紙2366号掲載分]


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