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社説 波紋

ゴールデンウィークの高速道路渋滞

 終わってみれば、束の間に感じた人も。このゴールデンウィークに国内を車で遠出した人も多くみられ、ドライバーが常に気にしていたのは、行き帰りともに利用する高速道路の渋滞情報であっただろう。

 出かける前には渋滞予測の確認を幾度となくおこない、回避できない日程や行程となれば覚悟を決めて握ったハンドルではあるが、いざ、長い長い車の列に巻き込まれてみると、二度と車ではと頭を過ったに違いない。

 渋滞の原因は沢山あるが、先頃には関係機関などが一部の区間においてACC(定速走行・車間距離制御装置)の使用を呼びかけ、バラツキのない車間距離の均一化で発生を抑制する取り組みが始まった。

 いつもは便利なカーナビなのに。同じ気持ちの人もチラホラ。来年は“狭い日本、そんなに急いで何処へ行く”と思えば、気も紛れるのでは。

[2016年5月7日付け本紙2363号掲載分]


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