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社説 波紋

MRJ試験飛行成功に期待!

 夢を翼に乗せて、日本、世界の大空へ。先日、日本初の国産ジェット旅客機MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)が試験飛行に成功した。

 本格的な設計開発から7年半ほどの年月を費やし、当初の計画からは遅れも見られているのだが、新たな産業の創出に官民あげてのプロジェクトが一歩進んだことは嬉しい事である。

 同機は約100万点の部品で構成。そのうち、日本製は約30%だといわれる。規制、後発のハンデなどがあったとしても、現在の日本の実力と思わなければならない。

 航空機産業への参入には高いハードルがある。再来年の春に初飛行。安心と安全、優れた燃費などの特長が評価され、更に新型機の開発と結びつけば…一層の新市場・需要の創出に期待も…

 機種によっては、部品点数が自動車の100倍、300万点におよぶものもあるといわれ、大きな魅力だ。近い将来、より「日本品質」を求めるニーズが舞い降りて来ることを願うばかりである。


[2015年11月17日付け本紙2346号掲載分]


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