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社説 波紋

2015年残暑の時期

 残暑お見舞い申し上げます。ここ数年、猛暑?酷暑?極暑?の言葉が相応しいような気候が続いている。残暑お見舞いは、安否伺いや近況報告など季節の手紙や葉書の挨拶状に使うもので、立秋から8月いっぱいまでの時期が適切とされている。

 とある解説では、日本人は古来、このような四季折々の日常的行事を重ねて季節の移り変わりを実感し、海外には無い日本独特な風習・慣習・文化で世界の評価も高いとしている。本号の発行日は、一般的な企業のお盆休み明けで、ちょうど残暑の時期に当て嵌まる。

 さて、今年の夏であるが、戦後70年、全国高校野球選手権大会100年。それぞれ異なるものの、改めて何れの意味を考えさせられる。前者においては、過去の出来事を見つめ直して将来に役立てていく等と、平和を思う強い決意と哀悼に浸る厳粛なセレモニーがおこなわれた。

 節目といえば、ねじ関連企業においても何十年の永い社歴を積み重ねてきたことを背景に一つの区切りを迎えた会社もみられ、各社ともに年数は違うが取引先に限らず産業・社会に対する貢献及び役割を全うしてきたこと等が存続できている理由であろう…。

 今後も、ねじ製品を主に製販の業務内容に応じた方向性並びに目標が聞かれるなか、企業活動が当たり前のようにできる環境に感謝し、モノづくりでの、モノづくりへの何れかの貢献に加え、平和づくりにも積極的に努めていくことが各企業に求められているのでは…。

[2015年8月17日付け本紙2337号掲載分]


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