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社説 波紋

ねじ製品に流行がないのは安心材料

 以前にも触れたが幅広い大衆の食べ物と言えるラーメン。提供する店は年間四千もの数が新たにオープン、開店している。その一方で、閉店も同じ数ほどのデータ例もみられる。

 いまや、日本のラーメンは起源?となる中国をはじめ、欧米、アジアなど世界において独自の味が受け入れられ、日本国内でのチェーン店などが各国及び地域に進出。現地に合わせた味・具材を取り入れたアレンジ、工夫により繁盛している店もある。

 本場の日本はというと、豚骨や魚介に鳥などをベースにコッテリからサッパリ味までレパートリーは豊富。閉店したオーナーが言うにはユーザーが求める好みの味の変化スピードは速く、先の数字は味の流行を示しているのかもしれない。

 その点、ねじ製品に流行がないのは安心材料だ。また、近隣の同業店進出に伴うユーザー確保で値下げ競争突入も負の要因とし、コストではなくて独自の味を更に追求しておけばと―振り返る姿も…。

 先日、客が来ない店にスポットを充てた番組では、佇まいからして敬遠されそうな古ぼけたラーメン屋が取り上げられ、お昼のランチ時の繁忙帯にも関わらず客足はゼロ。しかし、夕方前から一人二人とちらほら入店の姿がみられ、それなり店内を埋め尽くす光景が。大半が、この味が忘れられないと。

 とあるねじメーカーの代表者が「品質は味。各企業の特徴や拘りがある」との言葉を思い出した。

[2015年6月17日付け本紙2331号掲載分]


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