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社説 波紋

過去のデータをベースにした例え・・・

 過去のデータをベースにした例えの一つに、十数年ぶり、あれから十数年が経過などと表す方法がある。今年においては、戦後70年、阪神淡路大震災発生から20年などの経過した月日を教訓の重みに、改めて多くの事を考えさせられる数字もみられる。

 先ごろには、過去最大の96兆3,420億円におよぶ2015年度予算案が決定。その歳入は大まかにみて税収が55兆円、新規の国債発行が37兆円。増率した消費税、業績好調な企業からの法人税、給料上昇による所得税などによって税収が24年ぶりに高水準へと達することを見込んでいる。また、借金のための国債発行は6年ぶりに40兆円を下回る。

 ただ、国と地方の借金はGDPの2倍を超える1,000兆円弱にのぼるとされる。業績好調、給料上昇、円安などアベノミクスの効果が数字に表れているとは言い難いのがねじ業界の現状だが、各企業の社歴の長さは他の業界に比べて年数を重ねているとも。無い袖は振れないことを、長きにわたる経験から解っているのであろう。 

[2015年1月27日付け本紙2317号掲載分]


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