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社説 波紋

今年の流行語大賞候補が発表され・・・

 先ごろ、今年の流行語大賞候補が発表された。年間大賞には全部で50語がノミネート。あの世紀の発見とまで騒がれた「STAP細胞はあります」から、なんとなく耳にしたような程度の候補語も。

 政治絡みでは痴態を去らした映像が思い浮かぶ「号泣会見」「セクハラやじ」の印象が強く、国の安全保障などに関わる言葉が影を潜める。賛否両論のある選挙へと入り、消費増税は一年半延期で「景気判断条項のない確実な実施」の決意の言葉が首相から聞かれた。

 これまでは有言実行といえる舵取りで、円安効果ともされる訪日外国人旅客が過去最速ペースの伸びに。国内消費が落ち込んでいる中では明るい話題であり、しかし、我々も含めて言葉と行動が裏腹になれば「ダメよ~ダメダメ」のノーを突きつけられるかもしれない。

[2014年11月27日付け本紙2311号掲載分]


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