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社説 波紋

呑みの新スタイル・・・

 ちょい呑み(飲み)。昔ながらの立ち飲みスタイルも健在なのだが、これまでは食事提供を主にしていた外食企業の参入がみられる。平日夜間での集客及び売上確保を目的に、立ち飲み屋、居酒屋に新たなライバルも加わり、ちょい呑み市場は熱い。

 新規参入組は、大手牛丼チェーンやファミレス店など多彩。牛丼チェーンでは、実験店舗の夜間売上が約4割上昇の成果をあげ、既存店を改装した多店舗展開による本格導入の計画も。手頃な値段もさることながら、注文品が揃うまでのスピードも支持されている理由の一つのようだ。

 ファミレス店は女性から多くの人気を受けている。店内の明るさ、席そのものの広さから席と席の間隔や通路までの距離を含め。また、ボトルキープ対応の店もあり、ドリンクバーを利用すれば好みの味が楽しめると

 空きスペースの有効利用に、既存、潜在ニーズに着目した取り組みである。いずれにしても、アベノミクスの所得増額に首を傾げる我々庶民にとっては有難い話である。ただ、そこまで飲みたいかと問われたら、やはり首を傾げるしかないのであろうか…。

[2014年9月27日付け本紙2305号掲載分]


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