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社説 波紋

今年も梅雨入りし・・・

 じとじとと、煩わしい梅雨の時期が続く。
 農作物の生育には欠かせぬものと知りつつも、早く過ぎて欲しいというのが大方のホンネであろう。今年の梅雨入り前は思わぬ地域での夏日や猛暑日となり、後では打って変わっての一日で降水量が梅雨の全期間あるいは半年分を上回るなどと、観測史上初めての○○記録、数字が際立った。やはり、地球の自然環境は想像以上に崩壊が進んでいるということなのか…

 温暖化。海水温の上昇にも影響を与えているとされて、それが台風発生の確率を高めているとも。漁獲量の変化並びに季節外れの魚類の豊漁などは、そのあらわれかもしれない。

 待ち遠しい夏ではあるが、今年はエルニーニョ現象とやらから冷夏の予測が目立っている。冷夏は7~9月期、夏場の個人消費に悪影響ともされ、景気が押し下げられた過去も。

 温暖化イヤ、冷夏イヤ。人間のワガママが招いたことだが、自然の力に勝てないのならば、せめて変化する環境に適応していかなくては。先日の気象庁発表「昨年並みの暑さ」に期待をしたい。

[2014年6月27日付け本紙2296号掲載分]


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