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社説 波紋

知財四権

ひみつ(秘密)。
 誰にでも、一つや二つは有るのではないだろうか。企業でみれば、社外秘から一部の関係者のみが知り得ている情報などと、企業防衛や経営戦略などを目的にしたものが当て嵌まるのでは…

 その企業防衛だが、市場が国際競争の情勢下となった昨今のグローバルな展開において、一つの手段に注目及び導入実施されているのが知的財産権(所有権)の主張・保護である。ねじ企業のなかにも、積極的な取り組みがみられている。

 特許、実用新案、意匠、商標・トレードマーク・サービスマークを知財四権と呼んでいる。一つの見方に特許出願件数は、その国・地域の市場としての魅力を反映する指標とも。世界全体での出願数は増え続けているのだが、近年における日本は減少傾向に

 首位は中国。先述の指標を表す一面もあるのだが、世界の企業にとっては未だに何が起きるか解らず、ビジネス活動を円滑に図る防衛策としての出願が大きな背景ともなっている。


[2014年5月17日付け本紙2292号掲載分]


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