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小池安雲の色の魅力

第25章

 みなさま、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。お正月はいかが過ごされましたか? 元旦の夜、夜空を見上げた方はいらっしゃいますでしょうか。と言うのも、今年の元旦は月のサイクルのはじまりである新月でした。これから満ちていく新月は未来の象徴と言われ、この日にしたお願い事は叶うと言われています。元旦には様々な願掛けをされたかと思いますが、今年は新月パワーで例年以上に願望が叶うかもしれませんヨ! ちなみに私は家内安全・健康・商売繁盛を祈願いたしました。欲張りなので、ついたくさんお願いしてしまいます。

 2014年は、数秘(数字が持つエネルギー)で見ると「7」の年です。「7」は数字のなかでもひときわ神秘的で、奥深くに眠っているものを良くも悪くも明らかにしていくという意味を持っています。ミステリーを解明するようなイメージです。蓋をしていたものが明るみに出たり、内なる輝きが発揮されていく年になります。(悪いことをしていると、その悪さが明るみに出ます。ドキッとされた方、ご注意を!)

 「7」に対応する色はバイオレットで、あたためてきた想い、探究・研究・切磋琢磨してきたもの、それらを完成させて外の世界にアピールする色です。自分だけの個性を築いたり、ブランド力を高めたりするのにうってつけの年になるでしょう。価値あるものは広がっていきます。裏を返せば、世に広まることを想定して物事を作っていくというのがポイントです。

 バイオレットはその昔、採取しにくい色でした。希少であるがゆえに、派手でなくても人目をひく色なのです。ほかにはないもの、価値があるもの、高い技術で質の高いものを生み出すことで、バイオレットが意味するブランド力が高まっていくでしょう。

 ブランド力が高まったら、それをアピールする段階に入ります。良いものは、世に知らせて価値を分かってもらう必要があるからです。価値を幅広く知ってもらう色はターコイズ(青緑)です。ターコイズは国境を越えて世界と繋がる色でもあります。海外進出やグローバル化に力を入れてらっしゃる企業様は是非、積極的にターコイズ色を活用してみて下さいね。

 ここで、いつものワンポイントアドバイス。バイオレットもターコイズも完璧主義の傾向があります。質を高めるのはもちろん大切ですが、こだわりすぎて決断が遅れすぎないようにご注意を。「世に出すタイミング」の大切さをお忘れなく!

2014年1月17日付・第2280号紙面より


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